Club mark_two

登山アルバム

(徳島県 塔の丸 2006.1.8)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC

剣山の北西に位置する塔の丸(とうのまる)標高1,713mは、夫婦池から西方向に延びるゆったりとした高原状の稜線が続く穏やかな山容で北斜面に剣山スキー場のゲレンデがあることでも有名です。、
登山口は夫婦池の雄池と雌池の中間の国道438号沿いにあり、少し歩いて樹林帯を抜けると見晴らしのいい尾根道に出て、南側に展開する一の森〜剣山〜次郎笈〜三嶺の雄大な景色を楽しみながら登ることができます。
積雪期でも、それほどきつい登りがなく雪崩などの危険箇所も比較的少ないため東側にそびえる丸笹山と並んで雪山入門の山として登山者に親しまれています。
行   程 所要時間
駐車地点(休養林看板前) 9:58 2時間37分
塔の丸登山口 10:09
塔の丸(大岩) 12:35
下山開始 13:55 2時間01分
駐車地点帰着 15:56

標高、緯度、経度
駐車地点 1,406m N33”52’31.28” E134”04’07.49”
塔の丸(大岩) 1,619m N33”52’18.58” E134”03’07.95”



カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」

GARMINのGPS eTrex VISTA-C によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINのGPS eTrex VISTA-C によるトラックログをグラフにしました。
総歩行距離6.149Km 累積標高差+416m −416m 
所要時間5時間57分(昼食、休憩を含む)



<<アクセス>>
つるぎ町貞光から国道438号に入り「剣山」の標識を目印に一路見ノ越方面へ。
国道192号分岐付近からすでに路面の凍結が始まっており3Kmほど進むと道路は雪に覆われ始めました。
スリップしないように慎重に運転を続けます。一宇の集落を過ぎたところからは本格的な雪道に。
例年になく積雪量は多いのですがスキー客のために剣山スキー場まではきれいに圧雪、除雪されていて急坂の雪道の割には走りやすいです。
年末に一度見ノ越までの除雪が完了していたのですが、その後20pほどの積雪があり除雪幅も狭いためスキー場から先は特に慎重に運転します。


剣山スキー場まではきれいに除雪&圧雪されていて2WD車でも問題なく走行できます。
スキー場から見ノ越に向かう道路は年末に一度除雪が完了していたのですがその後の降雪で道路上には未圧雪の雪が20pくらい積もって轍ができています。
2WDの愛車マークUの底を擦り始めたので迷わず「剣山自然休養林」の看板前に駐車します。


「剣山自然休養林」の看板も雪に埋もれています。

スキー場までの道路に比べて除雪幅がかなり狭くなっています。


4WD車の轍が残る国道438号を歩いて塔の丸登山口に向かいます。

いいお天気で鳥の鳴き声が聞こえてきます。


国道438号横にある塔の丸登山口に到着しました。

登山道は新雪に埋もれていますがうっすらと踏み跡が残っていてラッキーです。


樹林帯をゆっくり進みます。

明るい日差しが差し込む中、新しく購入したMSRのスノーシュー(デナリライトニングアッセント)はそれほど沈むこともなく気持ちよく歩けます。


20分程で尾根に出ました。夏道はもう少し樹林帯の中のトラバース道を進むのですが冬道は短時間で稜線に出ます。


上方には真っ青な空が広がっています。


雪を被った樹々と青空のコントラストが素晴らしいです。



樹々の間から雪を被った剣山〜次郎笈〜丸石の稜線が見え始めました。


見事なウラジロモミの林の間を進みます。
この付近は踏み跡もハッキリしていて歩き易いです。


コルに出ました。
期待していた踏み跡はここまでで途切れてしまっています…。


ここから先は全く踏み跡がなくなってしまいました。
………
スノーシューを履いていても膝下まで沈んでしまいますが頑張ってラッセルして進みます。


左後方には剣山が圧倒的な迫力で見えています。 左側には次郎笈から連なっている丸石の稜線が見えます。


ツララが光を浴びてキラキラと輝いています。


膝下までの雪をラッセルして進みます。

スノーシューを履いていても少し油断すると腰まで沈みこんな状態になります。



尾根道の左側は険しい祖谷の谷です。
谷を挟んだ向こう側には剣山や次郎笈などの1,900m級の嶺がそびえています。



1時間ほどラッセルして進んだ頃
ジムニーで剣山へ向かっていた香川のお二人が見ノ越までの道路状態が悪くて
目的地を急遽剣山から塔の丸へ変更したとのことで追いついてきました。
◎ラッキー!!!
先頭を交代しながらラッセルして進みます。


塔の丸頂上が見えてきました。

天候が急速に悪くなってきて三嶺は雲の中です。


私たちが塔の丸キッチンと呼んでいるいつもの大岩が見えてきました。

ここで温かい昼食を食べることにします。


大岩の上でアツアツのすき焼きを作ります。
詳しい食事内容は
     
 こちら


大岩の上から東方向を見たところ。
稜線上に苦労してラッセルしてきた跡がクッキリと見えています。


こちらは西方向。正面の嶺を越えて少し進んだところが塔の丸頂上です。
ここから先も一面真っ白で踏み跡は全く見あたりません。
食事の後天候がさらに悪化。急速に気温が低下してきて視界も悪くなり粉雪が舞い始めたので思い切って下山することにします。
高度を下げてくると天候が回復して視界が開け剣山が再び姿を見せてくれました。


急に天候が悪化したため頂上は断念しましたが途中の素晴らしい景色を堪能した雪がいっぱいの塔の丸登山でした。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送