Club mark_two

登山アルバム

(徳島県 丸笹山 2005.12.25)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC

丸笹山(まるささやま)標高1,711mは、徳島県つるぎ町一宇葛籠に位置する峰で、登山口は夫婦池の奥にあり、山姿が円形で上部一帯にササ原を形成していることからその名がついたものと思われます。
7合目付近まではウラジロモミなどの豊かな森(徳島県民の森に指定)が形成されていて無雪期には様々な植物を楽しみながら1時間位で頂上まで登れるファミリー向けのお手軽な山として知られています。
山頂から360度開けた展望は素晴らしくて、間近に大追力で見える一の森や剣山を始め、次郎笈、三嶺、塔の丸、矢筈山、平家平、高城山などの徳島県を代表する峰々が全て見渡せます。
積雪期には、それほどきつい登りもなく雪崩などの危険箇所も少ないため雪山入門の山として数多くの人に親しまれています。
行   程 所要時間
剣山スキー場 10:54 2時間20分
夫婦池 11:33
丸笹山山頂 13:14
下山開始 14:15 2時間03分
剣山スキー場帰着 16:18

標高、緯度、経度
剣山スキー場 1,359m N33”52’39.07” E134”03’34.26”
丸笹山山頂 1,711m N33”52’15.20” E134”05’33.18”



カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」

GARMINのGPS eTrex VISTA-C によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINのGPS eTrex VISTA-C によるトラックログをグラフにしました。
総歩行距離8.712Km 累積標高差+547m −565m 
所要時間5時間25分(昼食、休憩を含む)



<<アクセス>>
つるぎ町貞光から国道438号に入り「剣山」の標識を目印に一路見ノ越方面へ。
国道192号分岐から1Kmほど進むと道路横には雪が現れてきて路面は凍結し始めました。
スリップしないように慎重に運転します。一宇の集落手前からは本格的な雪道に。
例年になく積雪量は多いのですがスキー客のために剣山スキー場まではきれいに圧雪、除雪されていて急坂の雪道の割には走りやすいです。


剣山スキー場に到着しました。
通行の邪魔にならない広い場所にマークUを駐車して登山準備を整えます。

ここで偶然
「剣山頂上ヒュッテ、雲海荘」のご主人新居綱男さんにお会いしました。年末年始のヒュッテ営業準備のために見ノ越までの道路の除雪状況を見に来られたとのこと。
11月30日出版された「剣山物語」を持っておられたのでわけていただきました。
剣山物語の詳しい紹介は
 こちらをクリック


スキー場を少し過ぎたところ。
スキー場までの道路に比べると道幅はかなり狭くなっていますが除雪されていて車の通行は可能です。
どこまで除雪されているか分からないし駐車場所の心配もあるのでスキー場横に車を置いて丸笹山の登山口のある夫婦池まで2.7Kmの雪道をのんびり歩くことにします。


10日前の大雪の日に歩いた時は無事だった資材倉庫が雪の重みで潰れています。


崩落箇所から300m程進んだ「剣山自然休養林」の看板があるところで除雪は終わっていました。徳島、香川、愛媛ナンバーの7台が駐車しています。


ここから先は除雪されていなくて車の轍は見あたりません。徒歩の踏み跡が続いています。


除雪されていない国道438号を歩きます。
いいお天気で周囲からは鳥の鳴き声が聞こえてきます。


塔の丸登山口に到着しました。10日前の大雪の日には踏み跡がなかったのですが、今日は踏み跡が見られます。



前方に夫婦池横の建物が見えてきました。



氷結した夫婦池の向こうには丸笹山が見えます。
夫婦池の上には踏み跡が丸笹山登山口まで続いています。


夫婦池横の自動販売機がある建物。今年の積雪の多さが分かります。


今秋に営業を休止した「ラフォーレ剣」も雪に埋もれています。


ここでビデオ撮影をしている剣山山頂ヒュッテ雲海荘の新居さんに再び会いました。
年末までには国道438号の見ノ越までの除雪が終わる予定とのことですが、念のため明日再度土木事務所へ除雪のお願いに行ってくるとのこと。例年どおり年末年始には山頂ヒュッテを開けますので皆さんお揃いでお越しくださいとのことでした。


丸笹山登山口に着きました。
丸笹山は雪山人気は抜群のため予想どおり沢山の踏み跡がありラッキーです。


スノーシューを付けて雪に覆われた森の中を進みます。


雪の重みで周りの枝がたれ下がってきている下を慎重にくぐって進みます。
枝に触れると大量の雪が落ちてきて雪だるま状態になります。


積雪量を測るため110p長のストックを突き刺してみましたがまだ先に雪がかなりあって測定不能です。(推定1.5m?)




今日は12月25日でクリスマス。
ウラジロモミの木に大量の雪がつきクリスマスツリーになって歓迎してくれています。


日当たりが良くて素晴らしい景色の場所で小休止。
今年新しく買ったスノーシュー「MSRデナリライトニングアッセント」とSORELのー40℃対応の防寒靴のコンビは最強です。


木の先には「つらら」ができていて太陽の光を浴びてキラキラと光り綺麗です。


紺碧の空と雪を被った木々の風景は雪山ならではの素晴らしさがあります。



急坂の箇所も少しありますが新しいスノーシューはヒールリヒターが装備されているため楽に登れます。


樹林帯を抜けました。上空には紺碧の空が広がっていて風もなく絶好の登山日和です。
下山してくる10人程のパーティとすれ違います。
中にはスノーシューもワカンも付けずに登山靴だけで登ってきている人もいてビックリ!
(途中1m以上潜っている壺足跡を沢山見かけました……。)


山頂に到着しました。
後ろに見えているのは矢筈連峰。


頂上からは360度の展望が開けていて徳島県を代表する山々が見渡せます。
南方向は一の森〜剣山、次郎笈が迫ってきます。


こちらは西方向。三嶺、塔の丸、寒峰、矢筈山も雪に覆われています。


東方向の展望。平家平が端正な姿で見えています。


快晴無風の素晴らしい自然条件に恵まれたクリスマスの丸笹山登山でした。
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