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登山アルバム

(徳島県 寒峰 2005.3.30)
使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC、ASPHERICAL 15-30mm


 寒峰(かんぽう) 標高1,605mは、徳島県東祖谷山のほぼ中央に位置しており、360°開けた頂上からの景色は素晴らしく、四国一の眺望とも言われています。また、季節ごとに咲く花の種類が多い山で、その中でも雪解け時期に咲く福寿草は有名です。登山道は落合峠から尾根伝いに前烏帽子を越えるルートや、下瀬集落の奥にある住吉神社側からのものがありますが、今回は登山道の途中に群生する福寿草の花を見るため住吉神社側から登山します。
 午前8時30分に自宅を出発。国道32号線から439号線に入り、東祖谷山の京上(きょうじょう)から下瀬という集落を越えて八幡神社の道標を目印に栗枝度(くりしど)集落への細い村道を上って行くと、民家を過ぎたところに住吉神社があります。
所要時間
登山口出発 11:33 4時間29分
福寿草群生地 12:40
三角点で昼食 14:07
山頂 16:02
下山開始 16:09 1時間49分
登山口帰着 18:58

標高、緯度、経度
登山口   788m N33”52’59.07” E133”54’55.98”
山頂 1,605m N33”53’54.60” E133”54’23.61”


カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」

今回は往路復路とも同じコースです。


GARMINのGPS eTrex VISTA-C によるトラックログをグラフにしました。
四等三角点のある1,424m 峰で食事をして、山頂でコーヒーを沸かして眺望を楽しみ
のんびり過ごしため所要時間が実際より長く表示されています。


国道32号大歩危から国道439号に入り、東祖谷山の京上(きょうじょう)から下瀬という集落を越えて八幡神社の道標を目印に栗枝度(くりしど)集落への細い村道を上って行くと、民家を過ぎたところに寒峰の登山口、住吉神社があります。




登山口の住吉神社横に駐車します。 案内の看板
住吉神社前に到着です。登山口はこの石段を上ったところの左側にあります。
福寿草のベストシーズンのためか平日にもかかわらず10台ほどの車がすでに駐車しています。
登山口にある案内板。今回は福寿草の群生地を経由して登ります。



杉林 登山道は、竹林からすぐに杉林に変わります。杉花粉の時期のため花粉症の人は大変です。



40分ほど杉林を歩くと周囲は雑木林に替わり、間もなく最初の福寿草群生地に到着します。

自生地の案内板

群生地の入り口には案内板が立てられています。


福寿草 福寿草
昨年、一昨年に比べて花の数は少ないそうですが、それでも沢山の福寿草が咲いています。来て良かった!


福寿草

種子から花を咲かせるのに五年以上かかり、繁殖は容易でないそうです。


登山道

雪の少ない尾根道にもだんだん積雪が増えてきました。


三角点

急坂を登りきると、四等三角点のある1424m 峰に到着します。
振り返ると天狗塚から牛の背、土佐矢筈山にかけての山並が見えます。
急坂を登ってお腹が空いたのでここでいつもの
温かい昼食とコーヒータイムです。


西寒峰トラバース道 コル
西寒峰(標高1,518m)をトラバースして進みます。雪がだんだん深くなってきます。
見晴らしのいいコルに出ました。目指す寒峰が前方に見え、右方向には剣山〜次郎笈〜三嶺のゴールデンルートが見えています。


頂上

寒峰山頂に到着しました。素晴らしい眺望が迎えてくれます。


山頂

手前が烏帽子山から落合峠そして矢筈山。向こう側には、剣山〜次郎笈〜高ノ瀬〜三嶺〜がきれいに見渡せます。


山頂

雪が見えているのは、三嶺〜西熊山〜天狗峠〜天狗塚です。



山頂から200mくらい下りたところの登山道横で
キヤノンの銀塩一眼レフカメラを発見!
どなたかが忘れたことに気が付いて取りに戻られるかな‥と思ってしばらく待っていましたが
その気配もなく、どんどん時間が経っていきます。
また、私がこの日最後の登山者だったようで後からは誰も登ってきません。

日中はいいお天気だったのですが、西から低気圧が近づいていたので夜には雨になるかも知れないと思い
寒峰を管轄する池田警察署に拾得物として届けることにしました。

カメラを大切にリュックにしまって下山して池田警察署に寄り、寒峰でカメラ拾ったことを伝えると、
「あそこは景色が良かったでしょう!」今日はお天気が良かったから見晴らしは最高だったですね‥。

カメラは36枚撮りのフイルムがほぼ満杯の撮影済状態。落とした方はさぞお困りだろうと思います。
落とし主にカメラを池田警察署に届けてあることを連絡する方法を色々考えました。

インターネットを駆使して、西日本の登山家のHPの掲示板やメーリングリストで
寒峰でカメラを拾って池田警察署に届けてあることを伝えようと文章をつくりました。


翌日投稿文を書いていた時に池田警察署から電話!
「持ち主の方がすぐに見つかりました。今から警察に取りにこられるそうですが、お渡ししてかまいませんか?」
聞けば高知の方で、すぐに池田署まで取りに来られるとか。

カメラが無事に持ち主の方に戻って本当に良かったです。
持ち主の方からは丁寧なお礼の手紙と、土佐文旦が届きました。

文旦ごちそうさま。おいしかったです。


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