Club mark_two

登山アルバム

(徳島県 次郎〜剣山 2005年8月5日〜6日)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC


 次郎笈(じろうぎゅう)山頂(標高1,929m)と剣山(つるぎさん)(標高1,955m)に登ります。
8月の最初の週末、日本列島は太平洋高気圧に広く覆われていてお天気は最高!真っ赤な夕焼け。まぶしいくらいの満天の星空。そして、幻想的な夜明け、そして、満開のキレンゲショウマと…心に残る素晴らしい登山になりました。


行程 所要時間
見の越 16:45 1時間55分
西島神社 16:59
次郎笈山頂 18:40
次郎笈出発 07:39 3時間14分
剣山山頂 08:50
キレンゲショウマ群生地 09:55
見の越帰着 10:53

標高、緯度、経度
登山口 1,409m N33”51’59.86” E134”05’21.02”
次郎笈 1,929m N33”50’23.80” E134”05’18.62”


カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」

GARMINのGPS eTrex VISTA-C によるトラックログを地図上に表示しており、往路は黄色のライン、
復路(翌日)は赤色のラインでトレースされています。


GARMINのGPS eTrex VISTA-C によるトラックログをグラフにしました。


国道192号をつるぎ町貞光で国道438号へ。国道とは名ばかりの細い曲がりくねった道ですが1時間程で見ノ越に到着します。
夏山のベストシーズに加えて天涯の花キレンゲショウマの開花時期なので沢山の車が駐車しています。
リフト横にマークUを駐車して西島駅までは登山リフトを利用。
西島駅から剣山の西側斜面をトラバースするルートで大剣神社の下を通って次郎笈をめざします。
次郎笈峠からは最短コースを登らないで次郎笈の水場横を通って丸石方面からの登山道を利用します。
次郎笈でテント泊をした後、翌日は剣山頂へ。
剣山頂からは、行場コースを通ってキレンゲショウマの群生地へ降ります。
キレンゲショウマの花を楽しんだあとは刀掛の松を経て西島駅から下山します。



見ノ越に着きました。


リフト終点の西島駅です。
周辺はお花畑です。右上に剣山頂上ヒュッテが見えます。


剣山西側のトラバース道を次郎笈方面へ進みます。 目指す次郎笈が木々の間から見えてきました。


次郎笈がだんだん近づいてきます。


剣山と次郎笈への分岐点に到着しました。右側のピークが標高1,955mの剣山です。 次郎笈の見事な山姿を前方に見ながら、笹原の気持ちのいい尾根道を進みます。


四国笹が生い茂った次郎笈のトラバース道です。



次郎笈の水場に到着しました。四国は今夏異常渇水ですがここの水は途絶えることがなく冷たくておいしいです。「名水百選」の番外ですが、味は「剣山の御神水」を凌駕するとも言われており、周囲に咲き誇る高山植物がさらに彩りを添えています。



丸石、三嶺方面からの次郎笈登山道です。ここを登ります


水場から15分程で夕日に照らされた次郎笈山頂に到着しました。


次郎笈山頂で見る日没。
幻想的な風景が広がります。

日没後、一番星(金星)が輝き始めました。
標高1,929mの山頂から見る星の大きさ、輝きの美しさは特筆すべきものがあります。

FM放送のチェロ組曲を聴きながら豪華な夕食を食べ、美味しいコーヒーを飲みながら
テント泊ならではゆっくりじた時間を過ごして満天の星空を堪能しました。

食事の写真はこちら ←クリックしてください。

午前4時20分剣山と一の森の間の空が真っ赤に焼けています。
見ていると刻々と空の色が変化しています。息をのむ瞬間です。
この日は野口さんが乗ったスペースシャトル・ディスカバリーが
午前4時30分頃に南東の空をキラキラと輝きながら横切って飛びました。



一の森の向こう側に太陽が顔を出してきました。


三嶺(右側のピーク)にも朝日があたり始めました。 剣山〜一の森方面。


日の出から数分後にはきれいにガスが晴れて周りの山々が鮮明に見え始めました。
三嶺〜天狗塚〜牛の背方面もきれいに見えています。

素晴らしい朝の風景を眺めながらおいしい朝食を食べました。

7時30分に最初の登山者2名(京都から来た母親と娘さん)の姿が見えました。
7時39分、テントの撤収をして、しっかりと荷造をしたあと剣山へ向けて出発します。

次郎笈を振り返ります。四国笹の緑色が鮮やかです。


次郎笈峠から見た次郎笈の雄姿。本当にきれいな山姿だと思います。


あと少しで剣山頂に到着です。数多くの登山客が登ってきています。


剣山頂から見た次郎笈。
混雑する剣山頂を後にして、ベストシーズンのキレンゲショウマを見るために行場コースを降ります。


剣山頂から30分程で天涯の花「キレンゲショウマ」の群生地に到着しました。
朝早い時間に到着できたため人が少なくて、ゆっくり花を楽しめました。


今年の剣山のキレンゲショウマは花数が極端に少ないようです。
原因は四国地方の雨不足と大量に増えた鹿による被害だそうで、鹿は植物の新芽を食べ踏み荒らすそうです。根が土から掘り起こされ、それを何度も繰り返されていると植物は枯れていきます。その上いつもの年は雨が多くて雲海が綺麗なこの付近の山々も今年は雨不足、木々や草々も水を求めている様子でした。

キレンゲショウマは宮尾登美子さんの小説「天涯の花」で一躍 脚光を浴び、大勢の人がこの花を楽しみに剣山を訪れていますが、残念ながら今年は花の数も減り山肌が見えているところもありました。


ゆっくりとキレンゲショウマの花を楽しんだあと「刀掛の松」で休憩しました。


この時間になると登山リフトが動き始めたためか
沢山の団体客が登ってきてキレンゲショウマを見るためにここから行場方面へ行列して行きます。


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