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カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」
GARMINのGPS eTrex VISTA-C によるトラックログを地図上に表示しています。
見ノ越〜西島神社までは登山リフトを利用。西島神社からは尾根の剣山登山道を「刀掛の松」まで進みます。
「刀掛の松」からは一ノ森方面の標識を目印に「お花畑」や「行場」を経由して「一ノ森」へと続くトラバース道を進みます。
このルートは他の剣山登山道と違って冷たい沢の流れや、やさしいブナの原生林など、落ち着いた高山の森の景色や森の精気が十分に味わえます。途中、心安らぐのが可憐な草花たちです。周辺には約1,150種もの植物が分布していて実に豊富な植物群を形成しています。特に「行場」のある標高1,600〜1,700m付近には、ツルギミツバツツジやツルギカンギク、さらにヒメフウロ、ギンロバイなどの固有種や希少種も数多く見られ、なかでもキレンゲショウマは、宮尾登美子の小説『天涯の花』に登場したのがきっかけで人気の花となり、7月末から8月上旬の花期には多くの人々がここを訪れます。
帰りは一ノ森から剣山頂を経由して西島神社→見ノ越へ。
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GARMINのGPS eTrex VISTA-C によるトラックログをグラフにしました。
つるぎ町貞光から国道438号で
一路見ノ越へ。
(国道438号は道幅が狭くて
カーブも多いので運転に注意
してください。)
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登山リフト西島駅にある案内板。尾根道を刀掛の松まで進んで行場方面に左折。一ノ森を目指します。
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20分程で「刀掛の松」に到着しました。
この松は安徳天皇が剣山行幸の途中に刀を立て掛けたとのいわれがあります。
松は現在は枯死しており、隣に若木が植栽されています。
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「刀掛の松」は登山道の分岐点になっており、今回は左側に進路をとって「行場」〜「一の森」方面へ進みます。
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ブナの根元にお花畑が広がっています。 |
お花畑の様子。
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山芍薬(やましゃくやく)が
可憐な花を咲かせています。 |
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登山道の横にはキレンゲショイウマの群生が見られます。(7月末〜8月中頃までが花期です。)
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キレンゲショウマの説明板。
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鎖の行場‥‥かなりダイエットしないと通り抜けできないかも!。 |
刀掛の松の分岐から1時間程で一ノ森と二ノ森の間のコルに出ました。ここには雪崩で遭難した剣山測候所技官、大谷好徳さん(当時三十七歳)を弔う殉難碑があります。(右上が殉難碑です。) |
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コルから一ノ森山頂は目の前。 |
笹原に囲まれた一ノ森頂上です。観光客で賑わう剣山頂上と違ってここは訪れる人も少なくて静かです。 |
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一ノ森山頂から見た次郎笈(左側)と剣山(右側)真ん中遠くに三嶺が見えます。
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頂上から三角点方面。(一ノ森は頂上と三角点の位置が200m程離れています) |
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一の森三角点から見た剣山と次郎笈。白骨林がきれいです。
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頂上で昼寝をしていたら、ヒュッテ管理人の内田さんが声をかけてくれました。
帰り際、すぐ下にある「一の森ヒュッテ」に立ち寄りました。
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ヒュッテ入り口の看板。
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ヒュッテの管理人内田さんが周辺の見所を案内してくれました。
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内田さんの夢はヒュッテ周辺をお花畑にすることだそうです。
ヒュッテの庭で高山植物を大切に育てておられました。
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内田さんご自慢の白骨林。
上は昇り竜で一ノ森の守り神だそうです。
どちらも五葉松の白骨林で他の種類のものと比べて木肌の密度が非常に細かく表面に輝きがあります。
厳しい自然環境でここまでの大木が育つのには気が遠くなる程の時間が必要なのだそうで、一ノ森にある木々の樹齢は千年を越えるものもあると言われています。
ヒュッテ内には台風で折れた木が置いてありましたが、断面を虫眼鏡で見ると年輪の密度がとても細かくて成長に大変な時間がかかっていることがよく分かりました。 |
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ヒュッテ横には冬季の避難小屋も併設されています。
ヒュッテの管理人内田さんに見送られて一の森をあとにします。
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二ノ森〜三ノ森を経由して剣山頂を目指します。 |
二ノ森にある標識。 |
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20分程で平家の馬場に到着しました。
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山頂整備に8千万円の県予算が計上されたことを知った時から危惧していたことが現実になっていました。
のどかだった以前の剣山山頂風景が懐かしく感じられます。
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山頂の三角点も誰も近づけなくなっています。
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剣山の隣の端正な姿の次郎笈。
でも、この木道越しのこの風景はいただけません!
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石鎚山方面のアップです。
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下山途中のブナ林の中で見事なツツジの花を見つけました。
自然な風景にホッとした一瞬です。
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見越へ下山後、ふと空を見上げると空気が澄んだ高地ならではの見事な夕焼けが広がっていました。 |