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登山記録

(愛媛県 西赤石山 2010.5.8)

使用カメラ SIGMA DP2


西赤石山(にしあかいしやま) 標高1,626mは、愛媛県新居浜市に位置しており、頂上付近は蛇紋岩系の橄欖岩が露出した岩峰で表面は酸化のため赤褐色をしており、それが「赤石」の名の由来だそうです。
登山口は、日浦から銅山越を経由して尾根道を登るコースが最も一般的ですが、東平から銅山峰ヒュッテを経由して銅山越や東山南側のコルに出るコース、東平から兜岩を目指して直登するコース、東赤石山から尾根を縦走するコースなど数多くの登山コースがあります。
今回は、東平登山口から登り、銅山峰ヒュッテの手前から東山南側のコルに出て西赤石山に登り、下りは兜岩を経由して東平へ戻ります。
西赤石山は、江戸時代には世界一の銅山として栄え昭和48年に閉鎖されるまで銅の山として栄えた山で現在でも銅山越を挟んだ南北の登山ルートに当時の面影を残した石垣や坑道跡が残っています。
行 程 所要時間
東平登山口 8:38 1時間11分
銅山峰ヒュッテ 9:32
西赤石山 山頂 11:00
西赤石山出発 11:15 10分
兜岩 11:25
兜岩出発 13:27 1時間10分
東平登山口帰着 14:37

標高、緯度、経度
東平登山口 735m N33”52’30.08” E133”18’56.75”
西明石山頂 1,626m N33”52’20.20” E133”20’32.00”


カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」
GARMINのGPSmap 60CSx によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINの GPSmap 60CSx によるトラックログをカシミール3Dを使ってグラフ表示しました。
総歩行距離 11.167Km 累積標高差+1,451m −1,451m 
所要時間5時間58分(食事、休憩を含む)



新居浜市から県道47号(新居浜別子山線)を南へ進みマインとピア別子方面へ。
マインとピア別子を過ぎ鹿森ダムの少し上流にある清滝トンネルを抜けたところで「東平(とうなる)」の看板を目印に左折して舗装された林道を対向車に注意しながら進むと20分程で東平に到着します。



8:38  東平登山口
日本三大銅山の一つ別子銅山の採鉱本部が置かれてた場所で最盛期には3,700人もの人が住んでたそうですが昭和48年に閉山になり現在は「銅山の里」として歴史資料館や銅山の里自然の家などが整備されています。


登山道は、ヤマツツジやヒガゲツツジが満開です。


9:32「銅山峰ヒュッテ」
ここは赤石山系をこよなく愛し、登山道整備や自然保護に尽力された伊藤玉男さんによって昭和38年12月に開設されたヒュッテで、伊藤さんが平成16年6月に亡くなられた後は奥さんが一人で切り盛りされているそうです。
ここには明治26年に別子鉱山鉄道上部線(上部鉄道)の発着駅である角石原停車場が設けられました。ここから石ヶ山丈(標高850m)まで約6kmの鉄道が通じていたそうで往年の停車場を偲ばせる低い石組みが今でも残っています。


ヒカゲツツジとヤマツツジ 山頂へは小さなピークを越えて行きます。


 11:00 西赤石山頂上

二等三角点と標識が設置されています。

帰りは、西赤石山の北斜面から兜山を経由してあけぼのつつじを楽しみながら東平へ下山します。


11:25  兜岩 (後方の峰は西赤石山)


あけぼのつつじ

楽しみにしていた「あけぼのつつじ」は蕾の方が多かったのですが
ちようど見頃を迎えた「ひかげつつじ」や登山道脇で咲き誇る可憐な花たちが
それ以上の楽しみを与えてくれた西赤石山登山でした。

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