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登山記録

(徳島県 最後まで残った空海の道 往復 2008.12.6)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC


四国霊場第11番札所藤井寺と第12番札所焼山寺を結ぶ片道約13Kmの遍路道は「最後まで残った空海の道」として地元の方や歩きお遍路さんに親しまれており、今から1200年前に弘法大師(空海)が歩いた時の自然がそのままの姿で残っている素晴らしい遍路道です。
途中には「へんろころがし」と呼ばれる急坂の場所が6ヶ所もあって徒歩で霊場を回る「歩きお遍路さん」にとっては四国霊場88ヶ所中で最大の難所だそうです。
今回は、この6ヶ所の「へんろころがし」を順番に表示する案内板を建てるために、大麻山のマドンナ美らさん、momoさん、そして、ライフワークとしてこの遍路道の整備に取り組んでいるShinさんと、私まーくつうの4人でチームを組み、藤井寺から焼山寺の急坂の手前までの間の遍路道(往復 約23Km)をピストンします。
行 程 所要時間
駐車場所 出発 7:56
4時間21分
(標識を建てながら)
長戸庵 8:51
柳水庵 10:26
一本杉庵 11:17
焼山寺登り口到着 12:17
焼山寺登り口出発 12:21 1時間34分
一本杉庵 13:15
柳水庵到着 13:55
柳水庵出発 15:28 1時間12分
駐車場所 帰着 17:10

標高、緯度、経度
駐車地点 148m N34”02’54.62” E134”20’46.43”
長戸庵 451m N34”01’59.59” E134”20’42.80”
柳水庵 503m N34”00’57.27” E134”19’50.21”
一本杉庵 746m N34”00’10.38” E134”19’30.61”



カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」
GARMINのGPSmap 60CSx によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINの GPSmap 60CSx によるトラックログをカシミール3Dを使ってグラフ表示しました。
総歩行距離 22.922Km 累積標高差+2,175m −2,175m 
所要時間9時間14分(食事、休憩を含む)



徳島県吉野川市で国道192号から県道31号鴨島神山線に入り梨の木峠(焼山寺)方面へ。吉野川市上水道配水池を過ぎたところの三叉路を右折してパイロット道路に入り、しばらく西へ進むと登山口に到着します。
四国霊場第11番札所藤井寺の北側には個人経営の有料駐車場(一日500円)も整備されています。


7:56パイロット道路横の広くなった場所に駐車します。
(通行の邪魔にならないようにお願いします。)
8:05 端山(はばやま)休憩所
茶畑の向こうに吉野川が見えます。


手仕事で岩を削り造られた石段 高度が上がり積雪が出てきました。

紅葉と積雪の素晴らしい景色です。


フワフワの落ち葉を踏んで進みます。


たくさんの遍路石や、仏像を彫った丁石などを眺めながら登ります。


8:51 長戸庵(ちょうどあん)
ここは、弘法大師(空海)が焼山寺への旅の途中に休憩した場所と言われ、
藤井寺と柳水庵の中間地点の「ちょうどいいあんばい」の位置にあることから
「頂処」といわれていたのが変化して「長戸」という今の名前になったそうです。
(Shinさんが個人で清掃等の管理をしている女性専用トイレが設置されています。)


8:59 風景発心の地(休憩用のベンチが設置されています。)


風景発心の地からの展望
ここは、北側に展望が開けていて、鴨島の市街地や吉野川、阿讃山脈が見えます。
(毎週登っている大麻山は残念ながら雲の中です。)


滑らないように注意して尾根を進みます。


へんろころがし 2/6 あと少しで柳水庵です。 柳水庵が見えてきました。
へんろころがし 3/6


10:26 柳水庵

四国霊場第11番札所・藤井寺(でら)と第12番札所・焼山寺を結ぶ遍路みち「最後まで残った空海の道」の中間地点、番外霊場の寺で、庵の管理人が高齢となり最近は無人となっています。
約千二百年前、弘法大師が巡礼の際、柳のつえで岩を突くと水がわき出たとの言い伝えがあり名前の由来になっています。


柳水庵から約200m程進んだ場所には、地元の方がボランティアで建てた宿泊用の小さな休憩所が設置されています。
歩き遍路さんから「野宿が多いので畳の寝床は最高のお接待」と喜ばれています。
へんろころがし 4/6


11:17 一本杉庵

ここは霊気あふれる場所で大正15年に建立された厄除大師大銅像と、弘法大師お手植えと伝えられる杉の大木があります。
良く見ると杉の葉は全て下向きになっており実に不思議な樹形をしています。これは大師が杉の苗の上下を逆に植えたためと言われています。
杉の木の樹周は7.62mもあり「左右内(さうち)の一本杉」として昭和29年1月に徳島県の天然記念物に指定されています。


標高746mの一本杉庵から距離1.5Kmで標高差340mを一気に下って左右内(そうち)の集落に着きました。



12:17
焼山寺への最後の急坂が始まる場所に「へんろころがし 6/6」の案内板を取り付けて本日の作業終了です。

一年中で日暮れが最も早い時期のため、帰り道の安全を考えて予定どおりここで折り返します。
ここから、1.5Km 30分ほどで第12番札所焼山寺に到着します。


周辺地域の「お遍路」の歴史は
             → こちら

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