Club mark_two

登山アルバム

(徳島県 高丸山 2008.2.17)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC


高丸山 (たかまるやま)1,438mは徳島県のほぼ中央にあって勝浦川源流域に位置しており西の高城山、北の雲早山とあわせて勝浦三山と称せられその山容は風格があります。
この付近は全国でも有数の多雨地帯で標高のわりには冬の積雪量が多いことでも知られています。
特に北斜面の雪の多さは驚く程で美しい樹氷と共に登山者を虜にする魅力があります。

1月19日に続き今冬2回目の高丸山です。積雪量は1月に登った時と比べて圧倒的に多く、また記録的な豪雪と言われた2年前よりもさらに今回の方が多かったです。
行 程 所要時間
駐車地点 9:50
1時間58分
千年の森 10:29
高丸山 到着 11:48
下山開始 11:55 1時間53分
高丸山荘 13:48
高丸山荘出発 14:56 49分
駐車地点 帰着 15:45

標高、緯度、経度
駐車地点 923m N33”52’34.55” E134”20’04.90”
高丸山 1,438m N33”53’01.33” E134”19’40.40”



カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」

GARMINの GPS map60Csx によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINの GPS map60Csx によるトラックログをグラフにしました。
総歩行距離7.577Km 累積標高差827m −827m 
所要時間5時間55分(昼食、休憩を含む)



<<アクセス>>
国道55号を徳島市から南へ。徳島市と小松島市の境界付近を流れる勝浦川右岸を上勝町方面へ進みます。
上勝町役場を過ぎてさらに西に進んだところにある「千年の森」の案内板に沿って右折し、林道を進みます。林道は除雪されておらず入り口付近で10p程の積雪です。高度があがるにつれて急速に積雪量が増えてきたので林道を700m程進んだ場所に駐車します。


スタッドレスタイヤ+タイヤチェーンを装備しいる愛車マークUですがFR車のためこれ以上進むのは無理と判断して林道横の広くなった場所に駐車します。帰りの発進のことを考え車を方向転換させておきます。
HPやぶやま歩きのEさん、大麻山でお世話になっているO岸さんの車2台が既に駐車中です。
林道を歩きます。
右奥に目指す高丸山が見えます。



駐車場所から先には車の轍はなくて。
先行者5名の踏み跡が続いています。
積雪量が増えてきたので愛用のスノーシュー
MSRデナリライトニングアッセントを装着します。
北斜面の下りでこのスノーシューが大活躍してくれました。
(スノーシューなしでこのルートを歩くのは困難だと思われます。)



千年の森
南面の日当たりのいい場所に位置しているため
この付近の積雪量は少なくなっています。

登山口はさらに林道を40m程進んだ左側にあります。



登山口にはトイレが設置されています。
登山ノートもあり今年の正月に槍平で雪崩のため
遭難した西井さんの記帳もあります…。
登山道に入ると急激に積雪量が増えてきました。
この付近は急斜面のトラバース道で、積雪のため道幅が狭くなっている場所があるので山側の斜面にストックを差し込みながら慎重に進みます。いつ雪崩があっても不思議でない危険地帯です。



水場
蛇口が全く見えません!
百葉箱がある分岐点。
ここで高丸山荘前を通って北斜面を登るルートと三つ尾の峠を経由して南斜面を登るルートの二つに分かれます。
今回は南斜面から登って北斜面を下るコースをとるため左側の登山道に進みます。
高丸山頂まで1,100mの表示があります。



三つ尾の峠
ここで右折して進み南尾根を登ります。



日当たりがいいため、1月19日に登った時はほとんど積雪が見られなかった南尾根ですが今日はかなりの積雪量です。



山頂手前で先行していたHPやぶ山歩きのEさんたち二人に追いつきました。
早速、トレースのお礼を言います。

もう1組のO岸さんたち三人は頂上へは登らずに途中から高丸神社方面へ下山したようです。



山頂の様子 山頂標識も雪に埋もれています。。



帰りは北尾根から東尾根に乗りながら北斜面を下山します。
南斜面とは様相が激変して、ここからが厳冬期の高丸山本来の姿です。


北尾根〜東尾根を下るルートは、傾斜も非常に急で、
積雪量も2mを遙かに超えており、巨大な雪庇も至るところに見られます。

雪崩の危険もあるため冬山経験が十分ある上級登山者が十分な装備をし
時間の余裕をもってチャレンジする以外 この場所に入るのは大変危険です。

冬山初心者の方がこのHPを見て安易に このコースに入らないようにお願いします。
不測の事態が起こっても責任は負えません。




北尾根のとりつきの様子
踏み跡は全くありません。
他の登山者は全員安全を優先して南尾根を下りました…。

右側は雪庇が発達していて非常に危険な状態なので少し左に振りながら進みます。


下りはスノーシューが大活躍してくれます。
スノーシュー or ワカンを装着しないでこのコースを下るのは難しいと思います。

尾根幅が細い上、傾斜が急でかなり高度感があります。
雪質はサラサラのフワフワで誰も歩いていないこのコースに
初めてトレースを付けながら歩くのは最高の気分です。



尾根の幅が狭く 右側は雪庇が発達しているので慎重に下ります。



吹きだまりには巨大な雪庇が出来ています。
上に乗らないよう慎重に進みます。

雪庇の向こうは断崖絶壁です!!!



傾斜はかなり急です。




雪が止んで薄日が差し始めました。
少しの日差しでも暖かく感じます。



かなり降りてきましたが雪庇は相変わらず発達しておりまだ注意が必要です。



この付近まで下ってくると傾斜も緩くなり、
尾根の幅も広くなって少し余裕が出てきます。




旗立て。
ここからは尾根を外れて高丸山荘に向かいます。
高丸山荘


今年は1月末から積雪量が特に多くなり、期待どおり北斜面ではふわふわの雪遊びを堪能できました。


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