Club mark_two

登山記録

(徳島県 片川〜膳棚〜矢筈山 2007.10.7)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC


矢筈山(やはずやま)標高1,849mは徳島県三好市東祖谷と徳島県つるぎ町の境界に位置しており祖谷川を挟んで南側の剣山系の峰々と対峙しています。山頂が双耳峰になっていて遠くから見るとその形が弓の矢筈(弓の弦をかける部分)に似ていることから矢筈山という名前がついたものと思われます。また、山頂の西の肩には中央が窪んだ巨石「矢筈岩」が鎮座しています。
矢筈山への登山は落合峠からサガリハゲ分岐を経由して山頂に至るルートが一般的ですが、石堂山や黒笠山から尾根を縦走するルートや、片川から北面を登るルートなど多数の登山ルートがあります。
今回は、藪山歩きのスペシャリストあとみっくさん、徳島県登山界の達人○岸さん、大麻山のマドンナmomoさん、そして私まーくつうの4人で片川から登り、黒笠山〜矢筈山の縦走路の途中のピーク「膳棚」を経由して矢筈山に登ります。

なお、このコースは一般的な登山道ではなくて大部分は獣道をたどる急坂の厳しいコースで標識やテープの類はありません。必ず自分でルートファインディングしながら進む必要があり詳細な地形図、磁石と地形を見る確かな目が欠かせません。また事前にGPSに詳細なルートをイメージしてデータを入力しておきます。初心者が安易にこの山域へ入るのは大変危険です。読図力や地形を見る目が備わった藪山登山経験豊富な上級者が必ず同行し、十分な時間の余裕を持って行動してください。
行 程 所要時間
駐車地点 8:14 3時間45分
膳棚 山頂 11:23
矢筈山 山頂 11:59
下山開始 12:42 2時間41分
駐車地点帰着 15:23

標高、緯度、経度
駐車地点 865m N33”56’20.27” E133”59’28.93”
矢筈山 山頂 1,849m N33”55’18.34” E133”58’39.44”




カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」

GARMINのGPSmap 60CSx によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINの GPSmap 60CSx によるトラックログをカシミール3Dを使ってグラフ表示しました。
総歩行距離 9.133Km 累積標高差+1,293m −1,293m 
所要時間7時間8分(食事、休憩を含む)





国道192号つるぎ町貞光で剣山の案内板を目印に国道438号に入り見ノ越方面へ。
一宇古見の集落から「矢筈山」の案内板を目印に県道304号木地屋赤松線に入り片川に沿って進みます。
最終民家を過ぎたところにあるヘアピンカーブ手前の広くなった場所に駐車します。


道路が広くなっていて通行の邪魔にならない場所にマークUを駐車して登山準備を整えます。



出発準備中に地元の方が通りかかったので、付近の山域の情報を詳しく教えていただきます。
      


登山道は最初片川に沿って進みます。


赤い鉄橋を渡ります。


急斜面をジグザグに登ります。


ブナの原生林の中の痩せ尾根を進みます。


藪が深くなって来ました。
先行者の姿は藪に隠れて見えません。
急傾斜の岩場をよじ登ります。


周囲は素晴らしい自然林地帯であちらこちらに巨樹が見られます。


黒笠山〜矢筈山の縦走路に出ました。 膳棚の大岩横を通過します。


縦走路周辺には素晴らしい自然林が広がっています。


前方に矢筈山が見えてきました。 最後の笹原を登ります。。


矢筈山山頂です。
山頂の案内標識にはMTBが縛り付けてあります。




今回登った膳棚〜矢筈山〜石堂山の北斜面は自然環境が豊かで数多くの巨樹が見られます。
幹周り6mを超えるような巨大ブナも見られ周囲にはマイナスイオンが溢れています。
周辺には数多くの巨樹が見られます。
大麻山のマドンナmomoさんにお願いしてハグしていただきました。
momoさんの素敵なブログは → こちら

何度見てもその姿に圧倒させられる片川の巨大ブナ


周辺のつるぎ町一宇地区一帯は「巨樹の里」として有名で
現在、23種類91本もの巨木が確認されているそうです。
東膳棚〜矢筈山〜石堂山北斜面の巨大ブナ以外にも
 

赤羽根大師の大エノキ(全国一位、幹周り8.7メートル)

 奥大野のアカマツ(四国一位、幹周り5.6メートル)

 桑平の大トチ(四国一位、幹周り8.5メートル)

 白山神社の大モミ(四国二位、幹周り6.5メートル)

など数多くの巨樹があります。


この日、登山道脇で見かけた花たち(一部です)

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