Club mark_two

登山記録

(高知県 大座礼山 2007.9.22)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC


大座礼山(おおざれやま) 標高1587.5mは、四国のほぼ中央部に位置する脊梁山脈の一部で高知県大川村に位置しており、山頂直下には樹齢300年〜600年とも言われるブナの巨木が群生しています。ブナの巨木は尾根筋に生えているため、台風時の豪雨などによる土壌の流失がひどくて根元が侵食されており、このブナの生命が危惧されているそうです。ブナの保護活動に熱心な地元の方たちによって登山口の小屋には たい肥を混ぜた土が用意されており、登山者は土を持って登山し、ブナの根に土をまく取り組みが行われています。また、ブナ林のすぐ近くを通っていた登山道は登山者が根っこを踏まないように少し離れた場所に登山ルートが変更されブナ林へはローブで立ち入りが制限されています。
行 程 所要時間
駐車地点 10:21
登山口到着 10:29
登山口 10:32 1時間58分
大座礼山 山頂 12:30
下山開始 13:45 1時間14分
駐車地点帰着 14:59

標高、緯度、経度
駐車地点 1,063m N33”49’51.69” E133”24’07.35”
大座礼山 山頂 1,587m N33”49’04.200” E133”23’47.30”


カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」

GARMINのGPSmap 60CSx によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINの GPSmap 60CSx によるトラックログをカシミール3Dを使ってグラフ表示しました。
総歩行距離 7.016Km 累積標高差+806m −806m 
所要時間4時間53分(食事、休憩を含む)





新居浜市から県道47号(新居浜別子山線)を南へ進み道の駅「マイントピア別子」方面へ。
マイントピア別子を過ぎ大永山トンネルを抜け、別子ダムを右に見て筏津で筏津山荘への橋を渡って県道6号高知伊予三島線に入り県道の峠、太田尾越から少し高知よりのヘアピンカーブに大座礼山方面を示す標識が立っています。
ここが大座礼林道入り口です。


大座礼林道入り口の広くなった場所に愛車マークUを駐車し、登山準備を整えて出発します。



林道を8分ほど歩くと大座礼山登山口に到着します。
登山口手前にも5〜6台の駐車スペースがあるので車高が高い車はここまで乗り込めます。
登山口横の小屋には、たい肥を混ぜた土が用意がされており、登山者は土を持って登山し、ブナの根に土をまく取り組みが行われています。


渓谷のここちよい水音を聞きながら快適な自然林地帯を登ります。

登山道は最初渓谷に沿っており急坂を登りきると一つ目の渡渉地点です。


登山道は何度も渡渉を繰り返して続きます。


登山道の周囲には アサマリンドウのお花畑が広がっています。


尾根の三叉路、井野川越に到着しました。
登山道は、ここで右に鋭角に折れていて、ここから尾根沿いに山頂に向かって進みます。


お目当てのブナの巨木。
推定樹齢は600年以上とか

地上1.3m付近の幹回りは4.06mもあるそうで 片川の大ブナ →こちら
幹回り5.55m!と言われる権田山の大ブナ、さらに黒岩山の大ブナなどと並び
四国でも有数の大きさの巨大ブナです。

正確な比較ではないのですが、片川の大ブナと並べた写真は →こちら

葉っぱは 黄色く色づきかけていますが本格的な紅葉は少し先のようです。


周辺にはブナの巨木の群生が他にも見られますが登山者が立ち入らないようにロープが張られています。


巨大ブナから10分程急坂を登ると大座礼山 山頂に到着です。
山頂には二等三角点と標識が設置されています。


あこがれの巨大ブナに会うのを楽しみに登った大座礼山です。
山頂近くのブナは、立地条件の厳しさからか根元の土が流されて
大切な根が露出してしまい存続の危機に直面していたようですが
地元のやさしい人たちの熱心な保護活動のおかげで
徐々に樹勢を回復しているように見えました。

登山道の周囲はアサマリンドウを始め数多くの花々が咲いていて
初秋のさわやかな空気を楽しみながら のんびり登った大座礼山でした。



この日、登山道脇で見かけた花たち(一部です)

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