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登山記録

(愛媛県 東赤石山 2007.8.4)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC


東赤石山(ひがしあかいしやま) 標高1706.6mは、愛媛県新居浜市に位置しており、頂上付近は蛇紋岩系の橄欖岩が露出した岩峰で表面は酸化のため赤褐色をしており、それが「赤石」の名の由来だそうです。花の季節には有名なオトメシャジンをはじめとする高山植物のお花畑が見られる山としても知られています。
今回は筏津登山口から瀬場谷に沿って登り、一本橋を過ぎた場所にある分岐地点からは直登コースを進んで横道から赤石越えを経て東赤石山に登るコースを登ります。
横道から
山頂そして八巻山に至る岩場に点在するお花畑はさすが「花の百名山」!周辺に咲きみだれる可憐な高山植物を楽しみながら登ります。
ところが、山頂に着いた頃から天候が急変。激しい雷雨となり赤石山荘で雨宿り。予定していた下山コースを下ったものの途中増水のため渡渉できません。再び登り返して渡渉が少ない権現越えから鉄塔巡視路を経て床鍋に下りました。
行 程 所要時間
筏津登山口 7:40 4時間30分
瀬場谷コース分岐 8:44
東赤石山到着 12:10
東赤石山出発 12:25 1時間11分
赤石山荘 13:00
下山開始 15:03 4時間53分
床鍋登山口帰着 19:56

標高、緯度、経度
筏津登山口 665m N33”50’59.20” E133”23’09.44”
東明石山頂 1,706m N33”52’30.00” E133”22’29.70”


カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」


GARMINのGPSmap 60CSx によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINの GPSmap 60CSx によるトラックログをカシミール3Dを使ってグラフ表示しました。
総歩行距離 17.741Km 累積標高差+2,087m −2,087m 
所要時間12時間32分(食事、休憩を含む)





新居浜市から県道47号(新居浜別子山線)を南へ進みマインとピア別子方面へ。
マインとピア別子を過ぎ大永山トンネルを抜け別子ダムを右に見て進むと筏津に到着します。


筏津登山口に到着しました。
登山口付近は駐車禁止のため橋を渡った南側にある
筏津山荘の駐車場を利用させていただくことにします。
登山口の標識。
「東赤石山へのんびり歩いて約4時間」と書いてあります。



最初は鬱蒼とした杉林の中を登ります。


小さな徒渉地点。
マイナスイオンがいっぱいで
周囲は気温も低くいい気持ちです。
危険な場所には丸木橋が架けられています。



瀬場谷分岐の一本橋に着きました。
木が湿っていて滑りやすいので慎重に渡ります。


瀬場谷コースの分岐に到着しました。
左に進むと瀬場谷に沿って登り赤石山荘を経由して東赤石山へ。左は直登コースで横道合流を経て東赤石山へ続きます。

今回は先に先に東赤石山へ登るため右側の直登コースを進みます。


台風5号が日本海へ去った翌日のため水量が多くダイナミックです。


谷あいの岩場を登ります。




横道分岐です。 横道を東赤石山方面へ進みます



赤石越え分岐。ここを右に折れて急坂を登りきると山頂はもうすぐです。

この付近には東赤石山の固有種であるオトメシャジンの群生が見られます。


お花畑の中を進みます。 東赤石山 山頂に到着しました。
雷が鳴り出し雨が強く降り始めたので
急いで下山することにします。



50mm/時間を超えると思われる豪雨が2時間近く降り続き、登山道はたちまち濁流が溢れる川になりました



豪雨の中、何とか赤石山荘までたどり着き雨宿りさせてもらいます。
高地に建てられている赤石山荘ですが岩山の斜面を流れ落ちる濁流が建物を襲い、床下40p近くまで浸水しています。



2時間ほど降り続いた豪雨が止むのを待って瀬場谷コースを途中まで
下ったのですが渡渉地点は濁流が渦巻いており水深も1m以上!
危険なので渡渉をあきらめて再度稜線まで登り返します。

赤石山荘では高知大学ワンダーフォーゲル部の皆さんが雨宿り中。
東赤石山〜八巻山〜西赤石山の縦走予定を
変更して今夜は小屋泊まりとのこと

小屋泊も考えましたが、靴の中まですっかり雨に濡れており着替え、食料も
持っていないため、渡渉が少なく安全と思われる権現越えから
床鍋登山口へ送電線巡視路をゆっくり下山することにします。

豪雨のため頂上付近で5時間ほど時間をロスしてしまい、また
権現越え下部の渡渉地点で藪に迷い込んだため床鍋に降り立ったのは
すっかり日も暮れた午後8時になっていました。

床鍋では赤石山荘でお会いした奈良のNさんが心配して待ってくれていて
筏津まで車で送ってくださいました。

どうもありがとうございました。



お花畑で見かけた可憐な花たち


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