Club mark_two

登山アルバム

(徳島県 三嶺北西尾根〜1,806m峰〜西熊山〜西熊山北西尾根 周回 2007.6.16)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC

梅雨の中休みの日曜日、あとみくさんたち4人で、三嶺北西尾根から1,806m峰を経て西熊山そして西熊山北尾根から北西尾根を下って西山林道に出る周回コースを歩きます。
今回利用する三嶺
北西尾根と西熊山北西尾根は一般的な登山道はなくて獣道や人口林の伐採跡をたどる急坂の厳しいコースです。また他に登山者も殆どいないため踏み跡等も期待できません。必ず自分でルートファインディングしながら進む必要があり詳細な地形図、磁石と地形を見る確かな目が欠かせません。また事前にGPSに詳細なルートデータを入力しておきます。初心者がこのコースを選ぶのは大変危険です。読図力や地形を見る目が備わった登山経験豊富な上級者が必ず同行し、十分な時間の余裕を持って行動してください。また、野生生物の生息域の真ん中を通っているため、彼たちの平和な生活を乱すことなくそっと通り抜けたいところです。
行   程 所要時間
駐車場所出発 10:53 2時間45分
(昼食休憩を含む)
1,806m峰 14:38
1,806m峰出発 14:38 1時間02分
西熊山到着 15:40
西熊山出発 15:50 1時間18分
西山林道到着 17:08


標高、緯度、経度
登山口(取り付き) 991m N33”51’40.59” E133”58’33.67”
西熊山山頂 1,816m N33”49’54.84” E133”58’00.07”
下山地点 1,142m N33”51’09.05” E133”57’11.72”


カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」

GARMINのGPSmap60Csx によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINのGPSmap 60Csxによるトラックログをグラフにしました。
総歩行距離9.283Km 累積標高差+1,128m −1,011m 
所要時間6時間19分(昼食、休憩を含む)



国道192号徳島県三加茂町で深渕方面の案内板を目印に県道44号に入り深渕から落合峠を越えて落合へ。落合からは国道439号を剣山方面へ少し行った久保で西山農道の標識を目印に西山林道を走ると天狗塚登山口に到着します。
他のアクセスとしては、徳島県つるぎ町貞光から国道438号を見の越まで走って国道439号に入るコースや、国道32号から国道439号に入るコースなどがあります。


北西尾根への取り付き場所。
いつもの久保蔭谷橋北詰めではなく
今回はこの場所から取り付くことにします。
西山林道沿いの広くなった場所に駐車します。


西山林道から新しい作業道が尾根に向かって延びていますが、作業道は歩かずに人口林地帯を直登します。



周囲には素晴らしい自然林が広がっています。


目印のケルン地点。
笹が生い茂る急坂を登り切るとこの場所に出ます。
ここからは傾斜が緩い尾根道になります。
大岩は左側に巻いて進みます。



2〜3年前までは自然そのものだった北西尾根も
最近、数多くの人が利用するようになったためか
テープ類も目立つようになりました。




視界が急に開け、コルにでました。 三嶺北西尾根の定番



苔むした岩場の周囲には素晴らしい自然林地帯が広がっています。
この付近は傾斜が急で苦しいところです。



一気に視界が開けて広大な笹原に出ました。
目の前に見える1,806m峰を目指して進みます。






前方には美しい姿の三嶺が見えています。 広大な笹原を西熊山に向かって進みます。



前方に西熊山が見えています。



笹原の中にコメツツジが点在しています。 コメツツジ(小さな蕾が見えています。)


西熊山に到着しました。


ホッと一息。 皆さん西熊山の頂上から天狗塚やお亀避難小屋を眺めながら楽しく会話中です。



西熊山を出発して西に向かいます。 少し進んだところで進路を北にとり北尾根に乗ります。



正面の矢筈山に向かって西熊山の北尾根を下ります。。


西熊山北尾根を少し下ったところに池があります。
ここは野生動物の水場になっているのか数多くの足跡があります。



倒木の下をくぐります。
藪もだんだん深くなってきました。


この付近にはブナ、ダケカンバ、ミズナラなどの巨木が数多く見られその美しさに圧倒されます。



自然がいっぱいで巨木からエネルギーをもらえます。



一週間前に牛ノ背の北尾根で見た「熊剥ぎ」と同じものがここにもあります。
熊が皮と幹の間にある甘い樹液を食べるために皮を剥がすそうです。



作業道に出ましたが作業道を串差しで進みます。。 前方に西山林道の舗装が見えてきました。



道路沿いに咲いている花を眺めながら西山林道をのんびり歩きます。 3分程で広くなった場所に駐車中のデポ車に到着です。


気の合った愉快な仲間たちと三嶺〜西熊山の北斜面に
広がる大自然を満喫できた素晴らしい周回登山でした。

特にあとみっくさんによるルートファインディングは
的確で背丈程もある藪の中でも一度もルートを間違えることなく
ピンポイントの正確さで車のデポ地点に下山することができました。
皆さんどうもありがとうございました。



この日の登山で見たもの。
紅花ヤマシャクヤク
西山林道脇では散りかけでしたが
こちらはまだ蕾です。
立派なシカの角
藪の中でちゅらさんが発見!


登りに使った三嶺北西尾根、及び、下りに使った西熊山北西尾根は
獣道をたどる非常に厳しいコースのため詳しい地形図や磁石、
GPSなどの装備は必ず必要です。

読図力や地形を見る目が備わった藪山登山の経験豊富な上級者が
必ず同行し、十分な時間の余裕を持って行動してください。

厳しくて困難なルートですが他のルートに比べてより自然が豊かで
登山者を虜にする魅力がここにはあります。

野生生物の生息域の真ん中を通っているため、不意の遭遇に注意し
彼たちの平和な生活を乱すことなくそっと通り抜けたいところです。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送