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登山記録

(徳島県 奧祖谷かずら橋〜高の瀬〜三嶺〜名頃新駐車場 周回 2007.4.28)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC

「祖谷のかずら橋」と言えば、西祖谷のかずら橋が有名ですが祖谷川をさらに上流へ進んだ東祖谷には奥祖谷かずら橋があります。この奧祖谷かずら橋を起点に高の瀬〜三嶺を周回するコースを歩きます。
奥祖谷かずら橋を渡り、丸石谷川に沿って南に進み国体橋を渡ってジグザグの登山道を登るとゴールデンルートと呼ばれている剣山〜三嶺の縦走路の途中に出ます。(この奧祖谷かずら橋からの登山コースは剣山から三嶺への縦走路のエスケープルートとしても使われています。)
ここから縦走路を西に進み、高の瀬
を経て三嶺を目指します。
三嶺からは、平尾谷川登山口(下の登山口)を経て現在一般車両の通行が禁止されている三嶺林道を歩き名頃新登山口駐車場に出ます。駐車場から国道439号を3Km程歩いて奥祖谷かずら橋に戻ります。
この周回コースは最後30分程の国道歩きが難点ですが高の瀬を過ぎる附近からは前方に三嶺のどっしりとした美しい山姿を眺めながら快適な笹原の尾根歩きが続く素晴らしい縦走コースですから体力に自信のある方はぜひ挑戦してみてください。
行   程 所要時間
奥祖谷かずら橋 07:28 時間52分
縦走路分岐 09:36
高の瀬山頂 10:41
石立山分岐 11:24
白髪山分岐(昼食) 12:59
カヤハゲ 14:13
三嶺山頂到着 15:20
三嶺山頂出発 15:40 1時間50
平尾谷川登山口 16:56
名頃新登山口駐車場 17:30
国道439号歩き 17:30 35分
奥祖谷かずら橋帰着 18:05

標高、緯度、経度
登山口 982m N33”51’11.51” E134”02’45.36”
高の瀬山頂 1,741m N33”49’52.62” E134”02’28.41”
三嶺山頂 1,893m N33”50’22.00” E133”59’15.50”


カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」


GARMINのGPSmap60Csx によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINのGPSmap60Csx によるトラックログをグラフにしました。
総歩行距離22.814Km 累積標高差+2,314m −2,314m 
所要時間9時間55分(昼食、休憩を含む)


国道192号から、つるぎ町貞光で国道438号に入り見の越へ。
見の越からは国道439号を西に進むと20分程で奥祖谷かずら橋に到着します。



奥祖谷かずら橋に到着しました。
祖谷には西祖谷山村にもうひとつかずら橋があってこちらの方が有名ですが、今回の登山口でもある東祖谷山の奥祖谷かずら橋の方も素朴でいいものです。
ここでかずら橋の入場料500円を支払います。以前は登山者のかずら橋通行は無料だったのですが一昨年からは他の観光客と同じように500円の通行料が必要になっています。


深く切れ込んだ祖谷の谷にかずらを使って橋が架けられています。
橋の横さんの隙間からは下の渓谷が遥か下に見えます。
「ゆらりゆらり」と揺れる橋をゆっくり渡ります。
重いリュックを背負っているのでかなりスリルがあります。
登山道は橋を渡ったところのすぐ右側にあります。



丸石谷川に沿って南に進みます。
一昨年の台風の洪水で登山道が一部流失した場所には仮設の橋が架けてあります。


丸石の表示がある看板に沿って進みます。
登山道は要所に看板や赤いテープが整備されていて分かり易いです。


ここは1993年に徳島香川両県で開かれた東四国国体の山岳競技コースとして整備されたそうです。
当時架けられた立派な国体橋を渡ります。
ここを過ぎると、丸石谷川と離れて登山道はジグザグに急坂を稜線まで登ります。


急坂をジグザグに登ります。
ブナ、ナラなどの自然林が芽吹き始めていて良い薫りがします。


奥祖谷かずら橋から2.4Km進んだところで剣山〜三嶺の縦走路である尾根に出ました。
剣山まで4.6Km。三嶺まで8Kmと書いてあります。



前方に高の瀬が見え始めました。

高の瀬の手前には荒廃した避難小屋があります。周囲の壁はコンクリートブロック造りでまだしっかりしていますが屋根が朽ち落ちていてとても使える状態ではありません。


伊勢の岩屋(水場&トラバース道)と高の瀬頂上への分岐に到着しました。
ここの標識には三嶺まで10.2Kmと表示されています。

今までの快適な尾根道と違って、どちらのコースを選んでも石立分岐まではブッシュが多くて険しい道になります。
(最近は高の瀬頂上経由の方がかなり歩きやすくなっています。)

伊勢の岩屋は一枚の大きな石灰石で出来ていてその昔この縦走路を一人で開いた
「伊勢の安蔵」が泊まっていたところと伝えられています。



伊勢の岩屋分岐から25分程で高の瀬山頂(標高1,741m)に到着しました。
山頂標識と三角点が設置されています。



石立山分岐です。 石立山 6.2Km 中東山 2.2Km
前方に三嶺が見え始めました。


1732m峰、白髪山分岐、カヤハゲ(東熊山)を経てどっしりとした山姿の三嶺が見渡せます。
また、その後方には三嶺から西熊山、天狗塚もクッキリと見えています。


この附近の尾根道は笹がきれいに刈り取られていて道幅も広くて快適に歩けます。



白髪山分岐手前のコルに赤い屋根の「白髪避難小屋」が見えてきました。
ここからは、四つ小屋谷へ下り三嶺林道の終点につながるエスケープルートがありますが
踏み跡が薄い部分があるため慎重なルートファインディングが必要です。


白髪山分岐です。
ここでゆっくり昼食をとることにします。


白髪の分かれから見た三嶺。
手前のピークはカヤハゲ(東熊山)です。


カヤハゲ(東熊山)標高1,7820mに到着しました。
ここには堂床への分岐があります。



カヤハゲから南東方向の眺め
今日歩いてきた縦走路が全て見渡せます。


三嶺への最後の登り。
三嶺南面には鎖場が設置されています。
傾斜が急で高度感もあるため慎重に登ります。

三嶺山頂(1,893m)に到着です。
ゴールデンウイーク初日ですが他に誰も登山者がいない静かな三嶺山頂です。



山頂で20分程休憩した後、名頃の平尾谷川登山口へ下山しました。
そこから、三嶺林道を歩いて名頃の新登山口駐車場へ
さらに、国道439号を30分歩いて出発場所の奥祖谷かずら橋に駐車してある愛車マークUへ。

素晴らしいお天気に恵まれた楽しい高の瀬〜三嶺登山でした。
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