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登山アルバム

(愛媛県 石鎚山 2006.12.30)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC

石鎚山(いしづちさん)は徳島県の剣山と並んで四国を代表する名山で主峰天狗岳の標高は1,982mで西日本の最高峰です。
登山コースは石鎚山スカイラインの終点土小屋からのコースや石鎚山温泉から登山ロープウエイを利用して成就社を経由する成就コースなどが有名ですが、冬期は石鎚山スカイラインが車両通行止めのため今回は成就コースから登ります。

このコースは何といってもロープウェイで一挙に1,300mまで登ることができ、スキーシーズン中はロープウェイの運行回数も多く最終発車時刻が遅い時間に設定されているためありがたいです。
若者やファミリーで賑わう石鎚山スキー場を過ぎて成就社方面に一歩踏み入れるとそこは冬山登山者の世界。ロープウエイのおかげで短い時間でもたっぷり厳冬期の雪山を堪能できます。
登山コースは、よく整備されていて特に問題はありませんが二ノ鎖、三ノ鎖の巻き道は凍結しているので要注意!ピッケルを持ちアイゼンやスノーシューをつけて慎重に行動する必要があります。何といっても標高2,000m近い冬山登山…油断は禁物です。
行程 所要時間
ロープウエイ山上駅出発  9:50 2時間50分
石鎚山(弥山)山頂 12:40
石鎚山頂(弥山)出発 13:40 2時間40分
ロープウエイ山上駅帰着 16:20

標高、緯度、経度
ロープウエイ山上駅 1,265m N33”45’20.71” E133”08’47.13”
石鎚山頂(弥山) 1,974m N33”45’56.30” E133”06’57.60”


 


カシミール3Dによるロープウエイ山上駅から石鎚山頂までの展開図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」

GARMINのGPSmap60Csx によるトラックログを地図上に表示しています。
黄色がロープウエイ、赤が今回歩いた成就ルートのGPS軌跡です。


GARMINのGPSmap 60Csxによるトラックログをグラフにしました。
ロープウエイ山上駅から弥山までの総歩行距離は11.095Km 
累積標高差+1,409m −1,409m 
所要時間6時間53分(のんびり昼食、休憩を含む)



西条市から国道194号を高知方面へ。すぐに「石鎚山」の看板を目印に右折。
この季節、路面は凍結しているので慎重に運転します。
20分程で石鎚登山ロープウエイ乗り場がある石鎚山温泉に到着です。


isizuti11.jpg 石鎚登山ロープウエイ登山口駅がある石鎚山温泉に到着しました。
京屋旅館の有料駐車場(500円/日)にマークUを駐車します。
このシーズンになると登山者は少なくて殆どがスキー客の車です。


isizuti12.jpg スキー客と一緒に午前9時40分発のロープウエイに乗り込みます。
スキーシーズン中はロープウエイの最終発車時刻が17時30分なのでそれまでに戻らなければなりません。



isizuti14.jpg 10分程でロープウエイ山頂成就駅に到着しました。
雪を被った美しい峰々が見渡せます。



isizuti14.jpg スキー場のゲレンデを右下に見ながら成就社に向かいます。
この付近の積雪は10pほどですが路面は凍結しているので滑らないよう慎重に歩きます。



isizuti14.jpg スキー場への分岐です。
成就社〜石鎚山方面は直進します。



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だんだん積雪量が増えてきました。
樹氷のトンネルを進みます。


isizuti14.jpg ロープウエイ山頂成就駅から20分ほどで成就社に到着しました。
付近参道には土産物店や食堂、旅館が立ち並んでいます。



isizuti14.jpg 正面左手の山門を出ると石鎚山登山道になります。



休憩所も雪に覆われています。



成就社から八丁は標高1,400mから1,300mまでなだらかに下りますが八丁を過ぎると本格的な登り坂になります。




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素晴らしい樹氷の景色の中を進みます。



積雪量が増えてきたのでMSRのスノーシュー デナリライトニングアッセントを着けることにします。
雪の中をスムーズに歩けるのでスノーシューの歩行は本当に楽しいです。




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尾根に出て樹氷の間から周囲の峰々が見え始めました。


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前方に石鎚山が見えてきました。


isizuti14.jpg 山頂まであと1Kmです。



isizuti14.jpg 傾斜は少しきつくなりましたがスノーシューで楽々登れます。



isizuti14.jpg 樹氷の向こうには雪を頂いた瓶ヶ森が見えます。



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この素晴らしい景色を写真に撮っている人がいます。


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土小屋コースとの合流点です。
土小屋からは獣の足跡のみで人の踏み跡はありません。


isizuti14.jpg 山頂まで0.5Kmです。
この付近の積雪は1mくらいです。



isizuti14.jpg 樹氷のトンネルの向こうに弥山が見えてきました。



isizuti14.jpg 快晴無風の弥山(石鎚)山頂です。
気温は氷点下8℃



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石鎚山最高地点の天狗岳もクッキリ見えます。


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東方向。遠く剣山系の峰々が見えています。


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こちらは瓶ヶ森〜伊予富士方面


isizuti14.jpg 紅葉の頃には大勢の登山者で賑わった石鎚(弥山)山頂も積雪の時期を迎えて登山者は極端に少なくなっています。
この日出会った登山者は全部で10名でした。



今年は暖冬でそれほど積雪も期待せずに登った石鎚山でしたが
思いのほか積雪量もあり、雪遊びが楽しめました。

 これ以上ない程の素晴らしい気象条件にも恵まれて
2006年を締めくくる素晴らしい石鎚登山になりました。

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