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登山アルバム

(徳島県 天狗峠〜西熊山〜三嶺(みうね) 周回 2006.11.3)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC

最高のお天気に恵まれた三連休の初日の文化の日、かねてから歩きたいと思っていた天狗峠(イザリ峠)からお亀岩、西熊山そして三嶺を周回します。
登山口は西山林道沿いにあるいつもの天狗峠登山口。杉林帯を抜けるとダケカンバなどの広葉樹林、ウラジロモミなどの針葉樹林が現われさらに最後の急坂を登りきると一気に視界が開けて天狗峠(イザリ峠)に出ます。
峠には三嶺、西熊山から牛の背に至る広大な台地にミヤマクマザサの群落、その間に紅葉真っ盛りのコメツツジが点在する大パノラマが広がっており、「雲上の日本庭園」の呼び名にふさわしい風景です。
コメツツジに彩られた気持ちのいい縦走路を天狗峠から お亀岩、西熊山を経由して三嶺へ。
三嶺からは北西尾根を下り林道に出ます。ここは一般的な登山道ではなくて全コース獣道や人口林の伐採跡をたどる急坂の厳しいコースで、標識・テープの類は皆無です。また他に登山者も殆どいないため踏み跡等も期待できません。必ず自分でルートファインディングしながら進む必要があり詳細な地形図、磁石と地形を見る確かな目が欠かせません。また事前にGPSに詳細なルートデータを入力しておきます。初心者が気軽に北西尾根コースを選ぶのは大変危険です。読図力や地形を見る目が備わった登山経験豊富な上級者が必ず同行し、十分な時間の余裕を持って行動してください。
行   程 所要時間
駐車場所出発 8:50 1時間30分
天狗峠登山口 8:55
天狗峠到着 10:20
天狗峠出発 10:30 43分
西熊山到着 11:13
西熊山出発 11:38 1時間00分
三嶺山頂到着 12:38
三嶺山頂出発 13:14 2時間56分
北西尾根取付地点 15:20
駐車場所帰着 16:10


標高、緯度、経度
登山口 1,135m N33”50’57.03” E133”56’40.84”
西熊山山頂 1,816m N33”49’54.84” E133”58’00.07”
三嶺山頂 1,893m N33”50’22.00” E133”59’15.50”


カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」
GARMINのGPSmap60Csx によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINのGPSmap 60Csxによるトラックログをグラフにしました。
総歩行距離14.273Km 累積標高差+1,461m −1,461m 
所要時間7時間23分(昼食、休憩を含む)



国道192号徳島県三加茂町で深渕方面の案内板を目印に県道44号に入り深渕から落合峠を越えて落合へ。落合からは国道439号を剣山方面へ少し行った久保で西山農道の標識を目印に西山林道を走ると天狗塚登山口に到着します。
他のアクセスとしては、徳島県つるぎ町貞光から国道438号を見の越まで走って国道439号に入るコースや、国道32号から国道439号に入るコースなどがあります。


天狗峠登山口前の駐車スペース(4〜5台分)は満車のため林道を東に100m程進んだ空き地にマークUを駐車して登山準備をします。



西山林道脇、いつもの天狗峠(イザリ峠)登山口の
鉄製の階段を登ります。

登山口周辺の道路両脇に登山者の車が多数駐車していますが、ここは工事の大型ダンプカーや木材搬出用のトラックが頻繁に通り仕事の邪魔になりますので決められた場所以外は駐車しないようにお願いします。 ↓


最初は杉林の中を進みます。
朝日を浴びて木々がキラキラと輝いています。


1,478m地点に到着しました。天狗峠まで1.5時間の標識があります。
ここで小休止、水分を補給します。



周りは紅葉まっさかり。
気持ちのいい自然林の間をグングン高度を上げて行きます。


急坂を登ると木々はまばらになり笹が深くなってきました。


森林限界を抜けて一気に視界が開けてきました。コメツツジがいい色になっています。


天狗峠に到着しました。
西には天狗塚が間近に見えています。当初は天狗塚に登ってから三嶺に向かう予定でしたが日没時間が早くなっているため安全第一で今回はパスすることにします。


はるか東には三嶺が見えています。(ここまで歩きます!)
気持ちのいいコメツツジの尾根道を三嶺に向かって出発します。


綱附森分岐です。
今回はお亀岩から西熊山を経由して三嶺に向かうため左に進路をとります。


三嶺に向かう縦走路が見渡せます。


お亀岩手前のコルです。


お亀岩に到着。
賑やかな案内標識があります。


お亀岩から100m程下がったところに赤い屋根の「お亀岩非難小屋」があります。


お亀岩を出発して西熊山に向かう道。
空の色が驚くほど青くなってきました。


ピークをひとつ越えると前方に西熊山が見えてきます。


紅葉したコメツツジに囲まれた西熊山山頂に到着。高知県からの登山者が1人昼食中なので一緒に食事をします。


西熊山山頂から見た三嶺。


西熊山からコメツツジの間の道を三嶺に向かいます。


三嶺とコメツツジ


西熊山〜三嶺の間は、ミヤマクマザサとコメツツジを眺めながらの稜線コースで気持ち良く歩けます。


三嶺手前のピークの登りです。


三嶺山頂の人影が肉眼でもハッキリ見えるようになりました。


あと少しで三嶺山頂です。


三嶺山頂に到着しました。


快晴の”三嶺”山頂。
さすが人気の山、次々と沢山の人が登ってきます。


東側には徳島県を代表する峰々が見渡せます。


西方向には歩いてきた天狗峠〜西熊山〜三嶺の縦走路がハッキリ見えます。


今回は「三嶺北西尾根」を下りるため笹原の中を1806m峰に向かいます。


矢筈山を前方に見ながら北西尾根を下ります。


ここは斜度もきつくて非常に厳しいコースですが周囲は手つかずの自然がいっぱいで変化に富んだところなので楽しみながらゆっくり下ります。


風格のある白骨樹。北西尾根の守り神かも!


深い笹に被われた尾根を進みます。


笹の中のケルン地点。


事前にGPSに入力したルートデータと実際の進路がズレていないか注意深く確認しながら進みます。


どんどん高度を下げて行きます。

紅葉の中、深まりゆく秋を楽しみながら30分程のんびりティータイムをとります。


コース後半は人工林の中の作業道を下ります。
ここからは林業作業用の杭、テープ類などの目印がしっかり付いています。


ふるさと林道取り付き地点に出ました。
上方に見える橋は久保蔭谷橋


50分ほど林道を歩いて天狗峠登山口東側に駐車してある愛車マークUに戻ります。


登山中に見たもの
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