Club mark_two

登山アルバム

(岐阜県 西穂高岳・独標 2006.10.9)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC

 穂高連峰は 「槍ヶ岳」(3180m)と並ぶ北アルプスの顔として有名で主峰の「奥穂高岳」の標高は3190m。富士山(3776m)、北岳(3192m)に次ぐ日本第三位の高峰です。ほかに「前穂高岳」(3090m)、 「北穂高岳」(3106m)、「涸沢岳」(3103m),「西穂高岳」(2909m)、「間ノ岳」(2907m) ‥‥と、周囲には峻険な岩稜の日本を代表する高峰群がズラリと連なっています。
穂高と名の付く山の中で唯一3000mを切る西穂高岳は、穂高連峰の中では最もアプローチしやすい山として知られており、岐阜県側の新穂高温泉からロープウェイを利用すれば比較的簡単に登ることができ、素晴らしい山岳景観を手軽に楽しむことが可能です。
今回、西穂高岳〜焼岳の縦走を計画していましたが、天候急変のため急遽予定を変更して新穂高温泉から西穂山荘を経由して西穂高岳独標に登りました。
行 程 所要時間
西穂高口駅登山口 7:53 2時間26分
西穂山荘 8:46
西穂高岳・独標 10:19
下山開始 11:20 1時間30分
西穂山荘 12:23
西穂高口駅帰着 13:50

標高、緯度、経度
西穂高口駅 2,143m N36”16’04.96” E137”36’06.12”
西穂高岳・独標 2,701m N36”16’21.71” E137”37’34.61”


カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)

GARMINのGPSmap 60CSx によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINの GPSmap 60CSx によるトラックログをカシミール3Dを使ってグラフ表示しました。
総歩行距離 7.043Km 累積標高差+729m −729m 
所要時間6時間3分(食事、休憩を含む)



午前7時始発の第1ロープウエイに乗りしらかば平駅で第2ロープウェイに乗り換えます。(運行時間は季節によって変わります)

新穂高第1ロープウェイ:新穂高温泉〜鍋平高原、全長573m、高低差188m、定員41名。
第2ロープウェイ:しらかば平〜西穂高口、全長2598m、高低差845m、定員121名。


ロープウェイ西穂高口駅に着きました。
屋上展望台からは雪をかぶったアルプスの峰々が見渡せます。


西穂高口駅から、よく整備された「千石平園地」の遊歩道を進みミズバショウの自生する小さな湿地を過ぎると、登山案内所の小屋が現れ、いよいよ本格的な千石尾根の登山道となります。


緩やかなアップダウンを繰り返しながら樹林帯を進みます。


時折、紅葉した樹林越しに西穂高岳の稜線がのぞき、幾つもの尖ったピークが見えます。


中間点を過ぎたあたりで新穂高温泉からの登山道と合流すると徐々に勾配がキツクなり、シラビソやコメツガに代わってダケカンバが多くなってきます。


この付近から登山道に雪が見え始め日陰部分は凍結しているので滑らないよう慎重に登ります。


「西穂山荘」に到着しました。
「西穂山荘」は丸太造りの立派な外観で、アルプスの中では通年営業している数少ない山小屋だそうです。 ここからの展望も、すでに素晴らしくて東の前方には「霞沢岳」(2646m), 「六百山」(2450m)がデンと構え、その眼下に梓川と上高地が見下ろせます。右側面には、どっしりとした北アルプス唯一の活火山・焼岳が見え、その後方には雄大な裾野を広げた乗鞍岳と「御嶽山」(3067m)も見えています。


西穂山荘の脇から伸びるハイマツ帯の登山道を大きな岩と岩の間を縫うように登ります。


西穂山荘から8分程でケルンの積まれた小高い丘状の「丸山」(2452m) に到着しました。
ここからは目標の独標と、その先にひときわ尖ったピラミッドピーク、西穂高岳山頂を含む複数のピークが一望できます。

360度の景観を楽しみながらコーヒーを沸かします。


丸山からは西穂高岳山頂を含む複数のピークを前方に見ながら360度の景観を伴って歩きます。
アルプスの稜線歩きは本当に気持ちがいいです。


2日前からの強い冬型気圧配置による吹雪のため奥穂高岳、前穂高岳、白馬岳などで数多くの登山者が遭難しています。
岐阜県警の山岳救助ヘリコプターが稜線近くをピストン運航して救助作業を行っています。(ご苦労さまです!)


稜線上には適当な間隔で休憩スペースが設けられています。


素晴らしい天候のもと、数多くの登山者が稜線上を行き交います。


目指す西穂高岳・独標が大きく見えてきました。頂上には沢山の人の姿が見えます。
独標手前の岩場のトラバース道は凍結していて非常に滑りやすいので慎重に進みます。


独標への最後の登りです。
岩には霧氷が着いていて凍結のため滑りやすくなっています。
何ヶ所かクサリ場もあり、三点支持を守って慎重に登るといよいよ西穂高岳・独標です。


独標の頂上です。

ここからの景観は一段と素晴らしく、西穂高岳の先に続く間ノ岳、奥穂高岳、前穂高岳も間近に見えています。 
奥穂高に向かって右側には、霞沢岳とその下に上高地が見下ろせます。左手には笠ヶ岳が全貌を現しており、後方には焼岳と乗鞍岳がクッキリと見渡せ、更に遠く「白山」(2702m)や「富士山」(3776m)も雲海の上に遠望できます。

パノラマ画像は
   → こちら


狭いスペースの独標ですが皆さんそれぞれに楽しんでいます。


北方向。 穂高連峰の峰々がすごい追力で迫ってきます。
今回は断念しましたが、いつかはこれらの峰々を縦走したいと思います。

南南西方向。 梓川と上高地が見下ろせます。


南西方向には乗鞍岳や噴煙を上げる焼岳が見えます。


登山道で見かけたもの

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送