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登山アルバム

(徳島県/高知県 三嶺(みうね) 2006.7.29)
使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC


 三嶺(みうね) 標高1,893mは、徳島県三好市東祖谷と高知県香美市物部の境界付近に位置しています。全国的な知名度では石鎚山や剣山に劣りますが、四国の山々が次々と開発伐採され、観光道路や林道が山の稜線近くまで延ばされた中で、三嶺は登山者たちの努力で開発から免れ、今では四国で最も自然が残された山として、四国の登山家の間では常に人気No.1の山として愛され、四季を通じてたくさんの人々で賑わっています。
 山頂周辺はミヤマクマザサに覆われていて、コメツツジの群落が広がりイブキトラノオ、タカネオトギリソウ、シコクフウロ、などの高山植物が花期には咲き乱れます。ミヤマクマザサとコメツツジの大規模群落は国指定の天然記念物になっています。
 徳島県側からの登山口は東祖谷の名頃と菅生が有名ですがふるさと林道脇から北西尾根を登るルート、剣山や西熊山から尾根を縦走するルートなど多彩な登山道があります。
 今回は「いやしの温泉郷」南側にある菅生登山口からモノレール軌道沿いに三嶺に登ります。


行程 所要時間
登山口出発 10:33 4時間27分
山頂 15:00
下山開始 15:20 2時間30分
登山口帰着 17:50

標高、緯度、経度
登山口 788m N33”52’08.74” E133”58’49.57”
山頂 1,893m N33”50’22.00” E133”59’15.50”

ooasayama3D.jpg

カシミール3Dによるルート図です。

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」

GARMINのGPS GPSmap 60CSx によるトラックログを地図上に表示しています。


ooasagps.jpg

GARMINのGPS GPSmap 60CSx によるトラックログをカシミール3Dを使ってグラフ表示しました。
総歩行距離 12.554Km 累積標高差+1474m −1474m 
所要時間7時間18分(昼寝、昼食、休憩を含む)



国道192号つるぎ町貞光から国道438号で南へ。
438号は国道とは名ばかりで道幅も狭く、急カーブの連続する道路ですが、対向車に注意しながら安全運転で見ノ越まで走ります。
剣山登山口の見ノ越からは国道439号線を菅生へ。
菅生では「いやしの温泉郷」の案内標識を目印に進みます。


「いやしの温泉郷」南側にある三嶺登山口に到着しました。

ここは7〜8台が駐車可能ですが登山者専用の駐車場ではなく、この付近に住む住民の方々も利用するので地元の方の邪魔にならないように注意が必要です。


登山口の案内標識。
いやしの温泉郷は以前「青少年旅行村」と呼ばれていたため標識には「旅行村→三嶺」と書いてあります。


登山道には真新しい案内板が付けられています。


最終民家の横を通ります。


周囲の木々の葉が太陽の光を浴びてキラキラと輝いています。


モノレール軌道を横切ります。
モノレールは「いやしの温泉郷」を出発して三嶺山麓を周遊するコースで8月29日から営業運転が開始されるそうです。
「高齢の方、身体に障害を持っておられる方たちにも気軽に三嶺周辺の大自然を楽しんでいただきたい」と地元の方が話してくれました。


きれいに手入れされた杉の人工林の中を進みます。


モノレール軌道を横切ります。(3回目〜4回目)
ループ状に周遊するためか往復で別の軌道に分かれています。


営林小屋跡。
かなり規模の大きい小屋で百葉箱や浴室も整備されていたようです。


尾根道を進みます。
岩の上に立派な木が生えている大岩は左に捲きます。


急に前方の視界が開けてきました。


東側には剣山系の峰々が見えています。


1791m峰に到着しました。
ここからは三嶺がきれいに見渡せます。


1791m峰から三嶺頂上付近までのGPSトレースの詳細です。
今回は1791m峰を経由するルートをとったため頂上を目前にして1791m峰のピークから急坂を50m程下って再び登り返すため精神的にはかなりキツイです。
1791m峰には登らず西に捲くルートをとるのが楽だと思います。(青色の点線のルート)ただし、時期によっては藪コギになります。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」


広大なミヤマクマザサの群落と点在するコメツツジ、ここは雲上の日本庭園と呼ばれる三嶺(みうね)です。
四国の山屋(登山家)の間では常に人気No.1の三嶺は自然がそのまま残された美しい山として登る者を魅了します。



山頂に着きました。
到着時間が遅かったためか他に登山者が誰もいない静かな三嶺山頂です。

この日、徳島市内の最高気温は35.5℃だったようですが標高1,893mの三嶺山頂は別天地の涼しさです。


三嶺山頂から西方向の展望
西熊山を経て天狗塚〜牛の背方面への縦走路がきれいに見えています。


こちらは東方向
笹に覆われた三嶺の稜線がきれです。


登山道で見かけた花たち
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